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HOW TO USE

反転機

-90°タイプ共通 反転機使用方法-

STEP1   ワークが適正重量か調べる

荷重曲線表を使用してワークが適正荷重か調べます。
荷重曲線表は機械にも張り付けてありますし、取扱説明書にも掲載されています。

例えば


左の画像のような金型(重量20トン)を
赤矢印方向に原点マークを回転軸として反転したい場合には、

まずは


横軸の20(t)から上に線を引っ張ります。

次に


縦軸の2000(mm)から右に線を引っ張ります。

最後に


2本の線の交点が内側になるようなカーブを選びます。
この場合は「1830」という型式の反転機であれば反転可能、
ということになります。

STEP2   ワークを置く位置を決める

反転物を反転板上面に置く時、反対側反転板との間隔は、15mm以内にして下さい。

反転物を置く位置は、センタ-に近くなるべく中心線上に重心が来る様にします。

赤い矢印で示している黒いラインと反転物の端面を合わせるのが理想で、反転時の衝撃がなくなり機械と反転物が長持ちします。

横から見るとこの位置に黒いラインが有ります。黒いラインをオーバーしてしまった場合はもう一度置きなおせば問題ありません。

STEP3  安全な距離まで離れる

本機の操作中に機械の動作エリアに入らないで下さい。
反転中、反転方向は充分に安全な距離を

保って下さい。

STEP4   ペンダントスイッチで操作する

反転機には操作用ペンダントスイッチが付属されています。操作用ペンダントスイッチは半自動運転と手動運転が可能です。デンソンの反転機は1ボタン操作による誤作動や事故を防ぐ為、必ず2ボタンで動作する事によって安全に反転作業を行えます。 

 <半自動運転>

「ON」「Au(AUTO)」を同時押しし続けるとワークを自動検知してスタートから反転終了まで、全ての動作を連続的に行います。従来の反転機のように動作ごとに操作する必要はありません。 


<操作無効化>
付属されている非常停止ボタンを押せばモータへの通電が遮断されコントローラーを無効化できます。 

<途中で停止したい場合>
どちらかのボタンから指を離すだけで瞬時に動作を停止できます。半自動運転を一時的に停止しても30秒間は再開することができます。

<完全停止>
運転準備状態で何も操作しないと30秒後は自動でモーターが止まり、完全停止します。また、半自動運転のプログラムもキャンセルされます。

<復旧>
運転準備を入れなおすと半自動運転はできなくなっていますので、復旧する為にコントローラー上にある「SELECTOR」スイッチを使用することで手動操作も可能です。
やりたい動作を選び「ON」「Mn(MANUAL)」を同時押しすれば従来の反転機のように各動作を断続的に行えます。

使用方法のご不明点はデンソン埼玉テクニカルセンターまでお気軽にご連絡下さい。