反転機
比較
90°固定型反転機
フラット型反転機減速機タイプ
フラット型反転機シリンダ直動タイプ
フラット型反転機
デンソンタイプ
各反転機のしくみ(反転機のからくり)を比較
90°固定型反転機
電動モーターが回転することで、接触している半円のテーブル部分が回転し、重量物を反転することができる。
最も安く製造できるが、規定以上の重量を誤って載せて反転してしまったり重心位置が高すぎた場合、荷重が移った瞬間にモータが制御しきれず回転速度が速くなり落下<オーバーラン>してしまう場合があるというデメリットがある。
フラット型反転機減速機タイプ
それぞれのテーブル下に電動モーターと減速機が備えられている。左右独立して動くので、90°反転後はフラットにすることができる。
結局は固定型と同じ機構なので、作業者が誤って反転能力以上の反転をするとオーバーランしてしまう危険な場合がある。
フラット型反転機シリンダ直動タイプ
それぞれのテーブル下に油圧シリンダーが備えられている。絵ではわかりにくいが片方はテーブルに、片方は機械にクレビス(取付部が回転できる固定方法)で取り付けられたシリンダーが伸び縮みすることでテーブルを「直接的に」上げ下げする。やはり左右独立して動くので、90°反転後はフラットにすることができる。
機構上反転機の大型化や重量化が避けられず、他の反転機と比較するとこの方式で製造した反転機が最も重くなってしまう。そのため地面を補強せずに運用した場合、反転物を載せたとたんに床が割れ反転物が滑り落ちてくる可能性がある。
フラット型反転機
デンソンタイプ
油圧シリンダーが「間接的に」、しかもスピードを可変しながら各テーブルを押し上げる。左右独立して動かすことができ、90°を保持したまま反転する。反転後はフラットにすることができ、他の機構と比較すると最も低くコンパクトに製造できる。最も低いため最も低い重心で反転をすることができ、誰でも安全に反転作業ができる。
各反転機の高さを比較
(左)90°固定型反転機(10~50トン用)
(右)デンソン GTシリーズ(8~150トン用)
(左)フラット型反転機減速機タイプ(1~5トン用)
(右)デンソンSSシリーズ(3トン、5トン用)
(左)フラット型反転機シリンダ直動タイプ(10~30トン用)
(右)デンソン GTシリーズ(8~150トン用)
各反転機の重量を比較
→は反転能力(〇〇ton/F)
↓が機械の重量
詳しいご説明をご希望の方はデンソンまでお気軽にご連絡ください。